新創造の方法

新創造の方法

③関係性の把握

もの事や事象の「本質」を形成している諸要素の関係を自分なりに組立ててみる。

3つのB、その2で、「本質」を捉えた後は、その「本質」を形成している諸要素を洗い出すことと、それぞれがどんな関係になっているのかを見ることが重要です。これは、政治家や大組織でうまく泳いでいる方々が備えている能力と似ています。誰を突ついて、誰を押し上げると自分はどうなる、あるいは、間接話法を使って、トップに自分の功績を伝えるなど、ダイナミズムで物事を見る力のある人間が、行っているテクニックに似ています。物事や事象も、同じように、様々なダイナミズムの中で動いており、Aという事象を動かすのに、 Aをおしてもだめで、Cを押せば、順にAが動くというような関係性が常に存在するのです。 Concept Makingも同様で、物事や事象を動かす関係性と要素の抽出が重要な点となります。

Excercise

この能力を意図的に訓練するには

★新聞記事の全く関係ない2つの記事を自分なりに屁理屈でいいから関連づけてみる. 特派員だよりのようなものが面白いと思います。
★目の前にあるものを原因と結果の関係を見ていきます。例えば、目に前にガラスのコップがあると すれば、何故ここにガラスのコップがあるかを原因と結果から考えます。
★自分のまわりで変化させたい事象について、要素とダイナミズムから考えてみます。
★妻との関係/子供との関係/部下との関係/上司との関係等々。

関連用語

風が吹けば桶屋が儲かる

関係性の組立ては、「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じような頭の回路づくりといえます。
ところで、「風が吹けば…」の全部の関係をご存知ですか?
これは、風が吹く→砂ぼこりがたって目に砂が入る→目を患って、盲目になる人が増える→生計を立てるため、三味線を弾く人が増える→三味線に張る猫の皮が大量に必要となる→猫が減る→ねずみが増えて桶をかじり壊してしまう→桶屋が儲かる...となります。
つまり、物事の本質というものは、様々な要素が絡み合い構成されているのです。このダイナミズムを解き明かすことが大切です。 われわれが何かを変えたいとき、この本質を構成している要素とそのダイナミズムを明らかにすれば、ものごとは変わります。
例えば、桶屋の例でいえば、桶屋を儲けさせないようにするにはどうするか? 一つは、このダイナミズムのどこかを断ち切ること、つまりいずれかの要素の関連性を断ち切ること、そして2番目には、それぞれの要素自体を変化させることということになります。 構成要素の中で、人間がなんとか出来る要素と出来ない要素があり、人為的に出切る限界も判ります。

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