新創造の方法

新創造の方法

『創造性の出臍』は、創作活動に必須!

図の人の顔のまわりの丸は、過去の創作活動の実績であったり、現実のビジネスであったり、人の意識や考えでもあります。
そして、この丸に“出臍”がついている。この“出臍”こそが、創造活動の成果といえます。
つまり、現実には存在しないものを付加し、新しい価値を創造することで人々を感動させるものだからです。

では、なぜ“デベソ”なのでしょうか?

多くの人々の誤解は、創造活動というと、従来にない全く新しいもの、従来の延長線上ではとらえられない画期的なものというイメージがありますが、この人の丸と“出臍”が離れていては人は理解することが出来ません。
人は、自分の知っていることは理解しますが、知らないことは理解できないのです。人々に過去のことを聞けば、いろいろ話がでてきますが、未来のことを聞くと、多くの人は寡黙になります。将来のことなど判らないからしゃべることが出来ないのです。

逆にこの丸が人の丸の中に入っている場合はどうでしょうか「そんなこと知っているよ。つまらないことを言うなよ。」あるいは「そんなに過去の話ばかりするなよ。もっと新しい事はないのか。」など、相手に感動を与えることは出来ません。


創作活動は人に感動を与えます。

発明・発見による創造性から得られる感動は、これまでの自分の知識や感性を超えたものであるがゆえに心を揺さぶられるのです。従って、その知識や感性と全く離れていては、自分のものと思えず心に響きません。逆に、自分の知識や感性でわかりきったことは、人は心を動かしません。「つまらない話だ」ということになってしまいます。それ故、感動を与える創作活動はどうしても、この“デベソ”のように接していなければならないのです。
最も、100年に1度の天才的芸術家であれば、“デベソ”である必要はありません。生きている間に1枚しか絵が売れなかったゴッホのように、自分一人の信念に忠実に生きることを否定するものではありません。