まず必要なことは「常識」や「慣習」を打ち破ること。
「常識」や「慣習」の後ろには、実は素晴らしい“発想”が潜んでいます。通常、私たちは、この常識に囲まれて常識であるが故に安心して暮らしているのです。「常識」というのは、社会規範の一定のルールですから、組織などは、その維持のため「常識」にこだわります。そして、その組織の中にいる人間は、その「常識」の中にいるために組織に留まっていられるのです。その結果、その人間は、いつの間にか、「常識」に染まってしまって身動きできなくなります。そうしている内に、時代は、その「常識」をおきざりにして先に行っていまうのです。 創造を目指す者にとって、「常識」は守るものではなく、打ち破るものと思ってください。では、どうしたら、「常識」は打ち破れるのか?
一つ二つそのテクニックを披露しましょう。
Exercise
★ご自分のいる社会(会社や業種など)の「常識」「非常識」をそれぞれ100個づつあげてみましょう。
★「If…」(もし○○だとしたら)で、ご自分の周りの100の事象を考えてみましょう。
★いままでのディシジョンの中で、反対のディシジョンをしていたら?を考えてみましょう。
★広告を読んでみましょう。表現されていることと、表現されていないことを比較してみましょう。広告はほとんどの場合、自分に都合の悪いことは表現しないものです。
類似用語・関連用語
- 革命
- パラダイムシフト
- 発想の転換
- コペルニクス的転回
- 新たな価値観の誕生
- 定説を覆す
- 天地をひっくりかえす
- イノベーション
イノベーション
経済学者 ヨーゼフ・シュンペーター(1883-1950)の核となる理論。当初は、「新結合(neue kombination)」(『経済発展の理論』)という言葉を使った。
シュンぺータは、イノベーションの5つの類型を示した。
1.新しい財貨の生産
2.新しい生産方法の導入
3.新しい販売先の開拓
4.原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得
5.新しい組織の実現(独占の形成やその打破)